無名のバロック作曲家を発見




なんだこれは。
ライナーという初めて聞くバロックの作曲家だけど、この高雅な悲哀は何なんだ。あたかも黄昏に染まる古城の中を彷徨うような。素晴らしい。

このライナーという作曲家は検索しても情報が全くないのだがなんだろう?こんな素晴らしい作曲家が隠されていたとは。

どうやら18世紀ころのイタリアの作曲家で、名前のほかはほとんどわかっていないようだ。残された楽譜も相当傷んでいると。

どうやらライナーのアルバムは一つしかなく、しかもそれは今日ユーチューブにアップされたようだ。何というタイミング、、、
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徳川埋蔵金の行方

徳川埋蔵金の行方。隠す者の心理として、いつでも掘り返せるところに隠す。だからわざわざ赤城山に隠したりはしない。江戸城に隠したのだという説が面白い。真偽は別にして、人間の心理を考えるというのは実は斬新では。

江戸城の蔵から消えた金塊は莫大な量にのぼり、それをわざわざ上州まで持っていたら目立ちすぎる、隠し通せるわけがないという反論も面白い。もっとも、隠された量が想定よりもはるかに少なかったということも考えられるのだが。

子供の失踪

子供が失踪したり殺されたりすると、たいていはまず両親が疑われるんだな。そして殆どはその推測は外れる。誰かこの現象を心理的に分析してほしい。

去年の山梨のキャンプ場での女児失踪事件が典型か。母親が事件後に髪を染めたから母親が怪しいなんて、難癖すぎる。たぶん「子供の失踪を悲しむ親の理想像」がまず心の中にあって、それから少しでも外れたら許せないのだろう。

ミャンマーの鉄道

やはり下川裕治さんの描くミャンマーの鉄道は面白い。

ミャンマー国鉄の人を含め、ミャンマーにどれほどの鉄道網があるのか誰一人把握しておらず、地元の人も知らない。そしてこの瞬間にも、どこか地の果てでボコボコ新しい鉄道が建設されている。どことも接続しない、孤立した鉄道路線もある。

結局、ミャンマーの鉄道網の全貌を知るものは永遠に現れない。もはや、カフカの不条理の世界だ。

進歩史観 vs 退歩史観

人類はバカになり続けているのか 知性のピークは2000~6000年前説

これはありうると思う。そもそも人類も文明も進化し続けていくという進歩的史観がうさんくさい。太古はむしろ逆で、人類は衰退しているという退歩史観のほうが主流だったようだ。

アダムとイブが楽園から追放されたという話がそれだろう。むしろ退歩史観のほうが人間にとっては自然なのかもしれない。その証拠に多くの人が「昔はよかった、昔の人は偉かった」と呟いている。

「すばらしい新世界」とモソ族

「すばらしい新世界」、一応読了。いわゆるディストピアものだが、僕が「世界の性習俗」で書いた、結婚のない民族モソ族に似ていると思った。

モソ族には結婚や家庭がなく、誰が自分の父母かわからないことも多い。あるのは夜這いを基本とする自由恋愛で、父や母は「猥褻語」とされ、タブーとされる。これら全ては、「すばらしい新世界」で描かれている未来社会と同じだ。

だとしたら、「すばらしい新世界」に描かれている未来社会は本当にディストピアなのか、という問題が現れる。