三文オペラ 今頃になって「三文オペラ」を読んだ。悪人が悪人のまままったく悔悛せずに救われる、というハッピーエンドがよかった。ここが「万引き家族」と違うところか。現実世界では、「正義が勝ち、悪は滅びる」という退屈な構図ばかり見せられるので、せめてお芝居の中だけは夢を見させてほしい。 スポンサーサイト
映画「来る」 「来る」を観た。結局、誰が善で誰が悪なのかさっぱりわからず、混乱のまま観客の前に投げ出したような映画。女の子が結局悪魔だったのか天使だったのか、わからなかった。もちろん、それは製作者が意図的に作り出した混乱なのだろう。民俗学云々の話は、よくわからず。それにしても、主人公の育メンぶりを、あそこまで執拗に描く必要があったのだろうか。育メンシーンだけで30分くらいあり、「これは子育て映画なのだろうか」と思ったほどだ。