週刊新潮に書評が

「週刊新潮」の7/2号に、僕の『世界の性習俗』の書評が載っています。
よろしかったらご覧ください。
評者は詩人の渡邊 十絲子さんです。
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The Shaggsのこと




なぜshaggsの音楽は、あそこまで独創的かつ下手なのか。それは、彼女たちが本当は音楽が好きではなかったからではないか。彼女たちは父親に無理やりバンドを組まされた。もともと音楽には興味がなかったのでは。

本当に音楽が好きなら、好きなミュージシャンがいて、最初はそれを真似しようとする。だから、とんでもなくひどい音楽にはなりにくい。

しかしshaggsの姉妹は音楽に興味がなく、好きなミュージシャンもおらず、真似する手本もなかった。しかも三人姉妹で、閉ざされた環境で生きていて、感性も似通っている。一人だけまともな音楽的センスがあった、などということはなかった。

手本もなく、テクニックもなく、外部から何かいいアイデアを持ち込んで来る者もいなかったから、彼女たちは一から音楽を作るしかなかった。これが、shaggsの音楽が独創的かつ奇天烈だった理由ではないだろうか。

言ってみれば、この世にこれほど奇妙かつ下手、そして純粋な音楽もないのかもしれない。

チャダ、インドの神秘

こんな人がいたとは。
すごすぎる。

チャダ

「世界初のインド人演歌歌手」
「ミカンの栽培技術を学ぶため兄弟等とともに16歳で訪日する」
「たまたま出会った日本人の紹介でへび使い、女性の踊り子2人を連れて再訪日し福井の東尋坊でショーとして出演」
「北島三郎直伝のその完璧な日本語」

それで歌っていた曲のタイトルが「やもめのジョナサン」か。

そしてこのwikipediaは「この存命人物の記事には、出典が全くありません」。
完成度が高すぎる。

これがいわゆるインドの神秘と言うものだろうか。

『世界の性習俗』の自薦文を書きました

カドブンに『世界の性習俗』の自薦文を書きました。
よろしかったらご覧ください。