今年も「ど派手」北九州の成人式、異例の「大人の衣装で」要請に加熱取材も /福岡これなあ……。
彼らを批判するのは簡単だが、面白いのが、成人式で暴れたり、式をつぶそうと企てる連中も、きっちり成人式には来ることだ。
派手で異様なことで知られる北九州の成人式では、花魁姿などの奇矯な格好をしてくる連中は、そもそも式典会場の中に入ってこず、外で気勢を上げたり、酒盛りをしたりしているらしい。
思い出すのが青森のねぶた祭の「カラス族」で、彼らも黒い衣装を着て祭りをつぶしにやってくるのだが、そのくせきっちりと祭りの会場には来る(そもそも来ないとつぶせない)。
つまり、こういう成人式にあらがい、妨害にかかる連中も、実は「成人式」という儀式の中に取り込まれているのである。
要するに、彼らは明らかな体制の支持者のだ。
本当に成人式を嫌っている者は、はじめから式には来たりしない。
これは、彼らなりの屈折した愛情表現なのだろう。