利己主義の足りない世界 今の日本人には、圧倒的に利己主義が足りない。みんな、頼みもしないのに勝手に国や公共のことを考えている。そもそも、国よりも個人のほうがはるかに上位であり、重要なのである。なぜなら、国家の代わりはいくらでもあるが、自分と言う存在は一人しかいないからだ。国破れて個人あり。
思考停止は素晴らしい 思考停止というのは、実は素晴らしいことなのである。賢明な人は、はじめから真理に到達している。だから、改めて思考を巡らせる必要はない。愚かな人間は、そもそも思考がゆがんでいるので、わざわざ思考を巡らせるとろくなことがない。だから、はじめから思考停止していた方が安全なのである。
正義と悪 正義と悪を比較したら、正義のほうが圧倒的に恐ろしい。悪は誰でも批判できる。しかし、正義は正義であるがゆえに、絶対に誰も批判できないのである。だから、正義を手にした者は、どんな悪事でも平然と働くことができる。