『大人の探検 奇祭』を刊行

『大人の探検 奇祭』(実業之日本社)を7月30日に刊行しました。
・天狗に卵を無理やり食わされる 「強卵式」
・神社の境内で男が意味もなく転び続ける 「神ころばしと七十五膳」
・頭にシュロをかぶった怪物が子供を襲って袋に詰め込む 「ヨッカブイ」
・青森のキリストの墓の周りで盆踊りを踊る 「キリスト祭り」
・生身の女性をヒヒの生贄に捧げる 「一夜官女祭り」
……など、全部で二十一の奇祭を取り上げています。
私が今まで取材した奇祭の集大成です。
私と女性編集者の鈴木さんが一緒に奇祭を観に行き話しをする、対話形式という新しい手法を用いています。
冒頭のカラーグラビアを含め、写真を多く掲載し、注釈も充実させて、より多面的に奇祭の真実を知ることができるようになっています。イラストもなかなか味があります。
奇祭だけではなく、夜這い、人身御供、乱交としての盆踊り、マレビト崇拝といった、日本文化の影の部分にも焦点を当てています。
この本で、日本文化の隠された一面が見えてくると思います。
書店で見かけましたら、ぜひお手に取ってみてください。

子供を袋詰めにする妖怪ヨッカブイ。その目的は……?
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