フクシマの中のストックホルム 想像の「フクシマ」ではない現実の「福島の物語」を感じてほしいこういう文章が出てくるところに、問題の深刻さを感じる。言うまでもないが、被害者の言うことが常に正しいのではない。だいたい、原発問題においては、日本人全体が被害者である。福島で原発にひどい目に遭わされながらも、原発を推進する自民党を支持する。理解しがたい心情だ。申し訳ないが、ストックホルム症候群に近いものを感じる。とても共感できない。自分自身の問題は、決して自分では気づかない。それは外部の人間に教えてもらうしかない。だから、外部の人間を排除しても問題の解決にはならないのである。
衆愚に自由はいらない 最近は、コンビニのアイスケースに入って涼むのが大ブームなのか。いっそのこと、アイスケースを開放して、「一人十分100円」とか言って商売にしたらいいのに。しかし相変わらず、ネットで騒ぐ連中の「正義感」のケチくさい事よ。権力の悪など決して討たない。民衆に自由をもたらしたらどうなるか。決して彼らは権力を攻撃したりしない。その代わり、民衆同士で殺し合いを始める。よって、衆愚には自由を与えるべきではなく(治安が悪化する)、自由はあくまで権力者が独占すべきである。
悪事は千里を走り、燃え尽きる 古諺に曰く、「悪事千里を走る」。しかしその一方で、「人の噂も七十五日」とも言う。最近はニュースのサイクルも早いから、どんな大犯罪でも一週間で忘れ去られるだろう。だから、悪事を犯してもまったく問題はない、ということになる。
「まるごと知りたいAtoZ」に出演 7/20、NHKBSプレミアムの「まるごと知りたいAtoZ」に出演しました。司会は関口宏さん。思った通りに親切で優しい方でした。番組には、おそらく生まれて初めて和服を着て出演しました。NHKの衣装室でその道のプロに着付けてもらいました。ひょっとしたら宮崎あおいさんもこの人に着付けてもらったのだろうか……と思うと、なかなか楽しかったです。廊下では天童よしみさんや国谷裕子さんと当たり前のようにすれ違いました。綾瀬はるかさんもいたそうですが、思わず見逃しました。
Nobody knows what's happning in the family. 「子供嫌いだったけど、自分の子供を作ってから子供が好きになりました」という人が時々いる。あたかも美談のように語られているが、この人は、子供ができても子供嫌いが治らなかったらどうするつもりだったのだろうか? そんなことを何も考えずに、欲望に負けて、勝手に子供を作ってしまったのか?だいたい「子供が好きになりました」と言っても、それはあくまで自己申告であり、本当は陰で虐待しているかもしれない。虐待する親は、それが決して虐待だとは思っていない。たいていは「これは躾であり、子供に対する愛情の表れだ」と主張するものである。「子供嫌いだったけど、自分の子供ができてから子供が好きになりました」などと嘯いている人も、実際のところはどうなのか、誰にもわからない。その家庭で何が起こっているのか、誰も知らない。
民主主義と暴動 暴動とは、民主主義のバロメーターではないか。民主主義が確立されている平和な社会では、暴動が起こる。逆に、民主主義のない社会では暴動すら起きない(北朝鮮を見よ)。つまり、民主主義を確立するには、暴動を起こせばいい。フランス革命は、ギロチンの刃の下から生まれた。
権力と奇人 いまさら思うが、選挙の立候補者の奇人・変人の割合はあまりにも高すぎないか。現実世界では100人に一人もいないようなおかしな人が、立候補者になると10人に一人くらいいる。これはなぜだろう。選挙というシステムに、頭のおかしな人を吸い寄せる何かがあるのだろうか。ちょっと考えてみたい。今回の僕の選挙区で立候補しているのは30人ほどか。その中で、僕が勝手に「奇人」と判定したのは5人ほど。あまりにも多すぎる。たいていは無所属だが、聞いたこともない妙な政党から立候補しているケースもある。
公約折込チラシ 選挙の公約折込チラシを初めて読んだが、なかなか面白い。一人、「キャッシュカードの廃止」を主張している人がいた。この人によると、不況のすべての原因はキャッシュカードである。人間は現金を見ると使いたくなる。だから給与の現金給付を復活させると、日本経済は復活する……らしい。これほどクレジットカードやウェブマネーが氾濫している現状では非現実的だと思うが、発想は面白い。あまりにも古臭すぎて逆に新しい。それと、相も変わらずマック赤坂が出馬しているのには感心した。この人はこの前新潟知事選に出ていたはずだが。あれはどうなったのか。「奇人・変人を育てる教育を!」と主張しているのが面白かった。