『世界奇食大全』(文春新書)が刊行されました。
世界中の変わった食べ物を、僕が実際に食べ、その味と文化を追及した、究極かつ至高のグルメ本です。
取り上げたメニューは……
<伝統の奇食>
クマ、サンショウウオ、おたぐり、ザザムシ、ハチの子、ウサギ、クジラ、イルカ、カンガルー、サボテン、土、メダカのつくだ煮、フグの卵巣の糠漬け、馬のたてがみ、ヘビ、酒ずし、熟成30年のなれずし、サソリ、鶏のトサカ……
<新しい珍食>
シュールストレミング(世界で一番くさい食べ物)、甘口いちごスパ、ゼリーフライ、ブラックバス、納豆コーヒーゼリーサンド、いちごシロップもんじゃ、漬物のステーキ、みかんご飯、サラダパン、味噌カレー牛乳ラーメン……
<変わったデザート>
バクラヴァ(世界でいちばん甘いお菓子)、サルミアッキ(世界で一番まずい飴)、まんじゅうの天ぷら、味噌カツ丼アイス、親子丼アイス、ふなずしパイ、パイナップル茶漬け、蜂の巣……
<不思議な飲物>
アブサン(幻覚をもたらす酒)、カレーラムネ、樹液、イカスミジュース……
<幻の奇食>
紙、ラクダのコブ、毒キノコ、トラ、蚊の目玉のスープ、キビヤック(イヌイットの発酵食品)、人魚……
……などです。
単なる「イカモノ」の本ではなく、なんでこんな奇妙な食べ物が存在するのか、その文化的意味も追及しています。
この本のスローガンは、次のようなものです。
「奇食は美食なり」
「変な食べ物を食べ続ければ、それだけで美食家になれる」
ぜひ、ご一読ください!
「一個人」(KKベストセラーズ)の2010年1月号で、『世界奇食大全』(文春新書)が「カリスマ書店員が選ぶ、2009年の最高に面白い新書」の八位に選ばれました。