神ころばしと七十五膳

アメーバニュースに、静岡の奇祭「神ころばしと七十五膳」について書きましたので、ご覧ください。

神社の境内に、体をムシロで覆った男が「わー」と走って来て、まず境内の北で「コテッ」と転ぶ。
次に起き上がり、走って今度は東で転ぶ。
さらに起き上がり、走って本殿の前で「コテッ」と転ぶ。
これを延々と繰り返す、シュールな祭りです。
三年に一度の、なかなか見れない祭りです。
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全日本馬鹿サミットが開催される

岩手県住田町で、「全日本馬鹿サミット」というイベントが行われるそうです。

 
「急募! 馬鹿(ばか)30人」。岩手県住田町の若者らが10月18日、同町大股地区公民館で「全日本馬鹿サミットin住田」を開催する。「馬鹿が付くほどのアイデアマン」を募り、ユニークなまちおこし策を語り合ってもらう趣向だ。

……
 
 加えて、工夫を凝らすのが会場での夕食だ。「馬鹿」にちなみ、隣接する遠野市の名物の馬肉と地元のシカ肉を使った創作料理をみんなで作り味わう。かつて開かれた馬市など地元の歴史を振り返りながら、料理の商品化の可能性も探る。
(河北新報社)




面白いことに、この住田町というところは、ピエロのような格好をした男たちが、ドラム缶をたたきながら歩きまわる「水しぎ」という奇祭が行われている町なんですね。

「笑い祭り」の和歌山県日高川町と「ひょうげ祭り」の高松市が、「日本で一番長い焼き鳥」を作る戦いで、今激しくしのぎを削っているように、変な祭りを生み出す街には、やはり訳の分からないパワーと創造力が溢れているようです。


この住田町の「全日本馬鹿サミット」、馬鹿さ加減に自信のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。
当日は、町に全日本から、馬鹿の頂点(サミット)にあたる方々が多数集まるはずで、いったいどういう様相を呈するのか、想像を絶しますが。

FM NORTH WAVEの「VENUS DRIVE」に出演

今日、北海道のFM NORTH WAVEの番組「VENUS DRIVE」に出演しました。

収穫の秋ということで、秋に見れる奇祭は、いわく言い難い祭りについてしゃべりました。

北海道のラジオ局は初めてでしたので、なかなか新鮮でよかったです。

素直すぎる交通標語

地方を回っていると、時折あまりに素直すぎる交通標語に出くわす。


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へえ、考えました。やっぱり恐ろしいです。

……って、酒飲んでいる奴が考えるかっての。頭がアルコールでラリってるんだから、考えれるわけないだろ。
まったく無意味な交通標語だ。

こういうお役所関係の、融通のきかない・何も考えていない標語っていいですね。

秋の風物詩といったところでしょうか。

街角のエクスタシー

静岡で見つけた、奇妙なオブジェ。


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なんか、街角で一人、鉄の棒にまたがって、エクスタシーを感じているのだ。

よく見ると、スカートをはいているようにも見える。女の子なのだろうか。
街行く人の目も気にせず、勝手に感じ入っている姿には、ある種の清純さ、神々しささえ感じる。


静岡の街を訪れた方は、ぜひこの少女と出会ってほしい。
今日も彼女は一人、街角で勝手にエクスタシーを覚えているはずである。

「世界の奇祭見聞録」を「EX大衆」に掲載しました

今出ている「EX大衆」(双葉社)に、「世界の奇祭見聞録」をカラー3ページで掲載しています。

取り上げたのは、次のようなものです。


・悪魔祓いジャンプ……赤ちゃんを数人寝かせて、その上を悪魔が飛び越えていく。スペイン

・UFOフェスティバル……UFOが墜落したロズウェルの町に、「宇宙人」が全宇宙から集合し、パレードする。アメリカ

・コンドル・ラチ……コンドルを牛の背中に縛り付け、戦わせる。ぺルー

・マグロ投げ祭り……巨大なマグロをハンマー投げのように投げ、飛距離を競う。オーストラリア

・ハカペイ……バナナの木の上に乗り、時速百キロで丘の上から滑り降りる。イースター島

・タイプーサム……全身を鉄の串で串刺しにして町を練り歩く。マレーシア

あとは、本当に人間をキリストのように釘で十字架に打ち付けるグッドフライデー、全裸の行者が行列するクンブメーラ、バイキングのコスプレのウップヘーリア、色水をぶっかけあうホーリー祭などを取り上げています。

日本語の文献がほとんどないものも多く、貴重な記事になっているんじゃないでしょうか。

記事の中では、世界中の奇祭をカメラに収めている写真家の石川武志さんと僕が、世界の奇祭について対談しています。

一度見てみてください。

L25のインタビューを受けました

今日出たフリーの女性誌「L25」で、僕がインタビューを受けています。

僕がなぜか「この秋、女性にお勧めする変わった祭り」というテーマで語っています。
駅なんかで無料で手に入りますので、ぜひ読んでみてください。

責任政党・自民党

福田首相が、突然辞めてしまったらしい。
前の、もう名前も忘れてしまった某総理と同じく、この国の政治家の職の投げ出しっぷりには惚れ惚れするばかりだ。

ところで、自民党という政党は、普段は自分を「責任政党」と称している。
これについて、「総理の座を勝手に投げ出しておいて、無責任極まりないじゃないか!」と怒っている人もいるが、それは間違いだ。

福田総理は、責任感が強いからこそ、職を中途半端に放り投げたのだ。
責任感がない人なら、いつまでも総理の座に恋々とし、周りに迷惑をかけていただろう。

福田氏は「自分は総理の器ではない」と自覚したからこそ、強い責任感を感じ、総理の座をさっさと放り出したのだ。
一番困るのが、能力のない人がいつまでも重職にあることだ。
そういう意味で、今回の福田氏の職場放棄は、極めて責任感に満ちた英断だと言えるだろう。
だいたい、一国の首相を何年も演じ、真面目に政治に取り込むような人間は、極めて無能で無責任な人間だといえる。
彼は、はじめから総理の名に値するような人間ではなかったからだ。

「責任政党」を自称する自民党は、「自分たちに政権担当能力がない」ことをそろそろ自覚し、責任を感じてさっさと政権を明け渡してほしいものだ。
僕はあらゆる政権交代に賛成し、あらゆる権力・秩序を否定する者である。