MBS「ゴー傑P」に再出演
去年の10月に大阪まで行って、夜中の三時ころから延々と小籔千豊さんと笑い飯さんと話をしていたのですが、今度は電話で出演。これもやはり、夜中の三時ころでした。
今回は前回出演のときの思い出話や近況を静かに話しました。電話越しにみなさんの笑い声が聞こえてきたので、それなりにいい話ができたのかな。
東京のある居酒屋で、「新潟ナポリタン」という奇妙なメニューに遭遇した。
どうやら新潟の奥地で、密かに愛され、食べられ続けている料理らしい。
ソース焼きそばの上に、なぜかミートソースを載っけたという一品。
「だいたい、新潟がなんでナポリなんだ。どういう関係があるんだ」
「ナポリにナポリタンという料理はないんやで」
などという正当な突っ込みは抜きである。
食べてみると、まろやかなミートソースと油ぎとぎとのソース焼きそばが華麗にマッチし、なかなかいける……ような気がする。
その日は酔っぱらっていて、舌が麻痺していたのかもしれないが。
こういう奇妙な芸術的料理創造が、今日も世界の片隅で静かに続けられているか思うと、なんとなく悲しいような、嬉しいような気分になる。
僕の友人であるノンフィクションライターの城戸久枝さんが、『あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅』で、見事大宅賞を射止めました!
これがデビュー作ですから、すごいですよね。
身近の人が評価されていくというのは、誇らしくて、励みになるものです。
僕もここらで、大きな賞でも一発狙おうか……と考える今日この頃です。
僕なら、芥川賞か直木賞といったところでしょうか。
近所のイタリアン・レストランに行ったら、「うさぎのパスタ」というメニューが「シレッ」という感じで載っていましたので、食べてきました。
うさぎ料理は、これで数回目です。
聞いてみると、野うさぎではなく、イタリア産の家うさぎでした。野うさぎ(ジビエ)の季節は、秋冬ですから、今は家うさぎの季節なんですね。
うさぎは、日本でも昔からよく食べられてきました。
日本語ではうさぎを「一匹、二匹」ではなく「一羽、二羽」と数えますが、これは、かつての日本が、仏教思想の影響から、建前上は肉食が禁じられていたからです。
うさぎの長い耳を鳥の翼に見立て、「これは獣ではなく鳥だ」ということにしておいて食べたんですよね。
ほかにも、「山芋変じてうなぎと化す」という言葉があって、うなぎのことを「これは山芋が海にもぐって形を変えたものだ」と主張して、坊さんたちが平然と食べていたという話があります。
家うさぎの肉は、鶏に似ています。ただ、鶏よりも食感がもちっとしていて、粘着力があります。
非常に淡白であっさりした味なので、誰でも愛し、楽しめる味だと思います。
かわいい動物の肉は、やはり味もすばらしいんですね。