この間名古屋の地下鉄駅で見かけた、謎の張り紙。

「駅構内における『托鉢』は禁止」……。
名古屋って、どんな場所なんだろう。
何故かこの街には異様に坊さんが多く、みんな地下鉄駅に「托鉢」に殺到しているのだろうか。
まるでラオスのルアン・プラバンである。
坊さんの量があまりに凄いので、乗客から苦情が来て、仕方なく駅構内での「托鉢」を禁止してしまったのか。
それとも、
「禁止しておかないと、勝手にここで托鉢する奴らが出てくるんじゃないか……」
と妙に気の利く人がいて、誰も「托鉢」になんて来ないのに、あらかじめ托鉢を禁止してしまったのか。
そういえば、同じ地下鉄駅のエスカレーターに、
「コートやスカートがエスカレーターに触れて汚れる危険性がありますので、ご注意ください」
という張り紙もありましたね。
まあ、エスカレーターに乗ったら、コートやスカートを汚すことがあるのは当たり前だ。
そういう人が続出し、
「私のスカートが汚れてしもうたわ。どうしてくれるぎゃあ!」
という苦情が殺到したので、鉄道会社が親切にアドバイスしてくれているのか。
それとも、鉄道会社はよっぽど名古屋人を馬鹿にしているのか。
まるで小学生に対するお説教である。
僕は名古屋にある取材に行ったのだが、そこでいろんな常識では考えられない光景を目にした。
今、このミステリアス・シティが、かなり気になっている。