毎日放送ラジオに出演

7月28日に、RKB毎日放送ラジオの「あべちゃん トシ坊!こりない二人」に出演しました。
先日もKBCラジオ(九州朝日放送)の「ナカジー・けいすけのゲバゲバサタデー」に出演させていただきましたが、ひょっとして、僕は九州で知らない間に大人気になっているのでしょうか。

新刊の『奇妙な祭りー日本全国<奇祭・珍祭>四十四選』の話を中心に、北九州の尻振り祭り、千葉のあらい祭りなどの話をしました。
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やはり怪しかった「段ボール肉まん」

<段ボール肉まん>中国のTV局が「やらせ報道」と謝罪


7月19日1時3分配信 毎日新聞
 【北京・大塚卓也】北京市内の露店で使用済み段ボール紙と豚肉を混ぜた具を包んだ肉まんが販売されていたとされる問題で、これを「スクープ報道」した北京テレビは18日夜のニュース番組の中で、「やらせ報道」だったことを認め、「悪質であり、社会的影響を与えた」として視聴者に謝罪した。
 中国食品の安全性が世界的に問題視される中、「段ボール肉まん」が販売されていたとの報道は、日本のメディアや米CNNなどで大きく伝えられ、懸念をさらに高めた。だが、中国の首都のテレビ局によるねつ造と分かったことで、中国マスコミのモラルも問われることになりそうだ。
 同夜のニュースによると、調査の結果、テレビ局のアルバイトがひき肉と小麦粉、段ボール紙を自ら持ち込んだうえ、出稼ぎ労働者4人に「段ボール肉まん」を作るよう指示。自らビデオカメラで様子を撮影していたことがわかった。
 北京テレビの“特ダネ報道”では、露店主は段ボール紙を劇物のカセイソーダ(水酸化ナトリウム)の溶液に浸し、さらに煮込んで柔らかくした上で豚肉と混ぜ、段ボール紙6、豚肉4の比率で肉まんの中身にしていた――という。(中略)



ああ、これ怪しいと思ってましたよ。

あの映像を見ると、あれが極めて「迫真」のドキュメンタリーだったことがわかる。

だいたい、段ボールで肉まんを作っているところを、外部の人間にわざわざ見せるわけないし、「段ボールが6割で肉が4割だよ」なんて、親切に「レシピ」を公開するわけがない。素敵な企業秘密なんだから。秘伝のレシピをわざわざ他人に教えるわけないじゃないか。
しかも、この放送を見た警察が工場を襲撃したら、工場主はすでに逃亡した後だったという。
話ができすぎで、それが逆に真実味を帯びていたのだろう。

しかし、「紙を食べる料理」というのは、実は日本の江戸時代にもあったんだよね。
この「段ボール肉まん」と似ていて、奉書紙を水に三日ほど漬け、叩きつぶし、葛や味噌で合え、味噌汁で煮る。これを食べると、あらゆる病気が治るという触れ込みだったらしい。
一般的な料理ではないが、ゴボウやこんにゃくのように、単に食物繊維を摂って腸内を掃除することが目的だったようだ。
しかも、これは決して「ヤラセ」ではないのだ。

日本の訳のわからなさは、「中国四千年の歴史」を、はるかに凌駕していたということか。

原発事故と枕詞[メルトダウン]

和歌のレトリックに「枕言葉」というものがありますね。

「秋津島」と来たら「大和」、「あしびきの」と来たら「山」、「たらちねの」と来たら「母」というように、ある決まった語句の後に決まった語句をつなげる「お約束」「決まり文句」のことです。


さて、いま柏崎の刈羽原発の事故について騒がれていますが、「原発事故」も、どうやら和歌の「枕詞」のようです。

つまり、「原発事故」と来たら必ず、「放射能漏れはありません」または「人体に影響はありません」と続くんですね。完全に決まり文句と化しています。

電力会社の人間が、記者会見で、

「原発の事故がありましたが、放射能漏れはありません」「人体に影響はありません」

と言っても、それはその人達が記者会見の場を利用して、勝手に「和歌」を詠んでいるだけであって、本気にしてはだめです。ただの「枕詞」であり、文学的レトリックにすぎないんです。

文学とは想像の世界だから、現実世界とは何の関係もない。
現実から遊離していると言う点で、「原発の事故がありましたが、放射能漏れはありません」という「和歌」は、極めて優れた文学的作品だと言えるのです。

パンダにされた犬をめぐり大論争


「動物虐待だ!」「名誉毀損だ!」パンダにされた犬めぐり非難の応酬―中国

先にレコードチャイナでとりあげた「パンダになったチャウチャウ犬」は、動物虐待だとブログで非難した人物に対し、飼い主の歌手は「名誉毀損だ」と抗議。両者の非難合戦に発展している。

2007年7月、先にレコードチャイナでとりあげた「パンダになったチャウチャウ犬」のニュースは中国でも話題になったが、この件に関しインターネット上で大きな論争が巻き起こっている。

自らを「環境保護戦士」と称する歌手李進さんが、新曲の「熊猫宝貝(パンダベイビー)」のプロモーションにチャウチャウ犬をパンダそっくりに変身させて登場、話題となった。【 その他の写真はこちら 】

イベントプロデューサーの田金双氏が自身のブログに、この李進さんの行為を「新曲宣伝のために無理やり犬をパンダにするとは、あまりにも身勝手な虐待行為」だと厳しく抗議したことから、中国ネット界ではこの田氏の意見に賛否両論が殺到。田氏の意見に賛同する声よりも、李進さんを擁護する声が圧倒的に多いという。

当の李進さんは、田氏の抗議に対し「くだらない!」とひと言。今後の状況次第では逆に田氏を名誉毀損で訴える覚悟だという。(翻訳・編集/本郷智子)



しょーもないニュースだが、あまりにアホらしいので一言。

この程度で「虐待」なら、犬に服を着せたり、鎖でつないだり、耳や尻尾を切断したり、不妊手術を受けさせたり、プードルの毛を勝手にカットすることが「虐待」でなくてなんなのか。
だいたい犬は世界的に放し飼いが基本で、日本のように四六時中鎖でつないでいるほうが珍しいのだが。

確かに「犬をパンダにする」というのは、あまりに趣味が悪すぎて素敵だが、僕には街で見かける、尻尾にリボンをつけたトイプードルのほうがはるかに悪趣味だ。
さすが中国、パンダを愛してるんだなあ……と感心するが、僕にとっては、前に街で見かけた、サンタクロースの格好をしたプードルのほうが哀れだった。
プードルが、真っ赤なサンタの服を着せられて、嬉しそうに飼い主と散歩していたのだ。

あまりに可愛らしく、そしてあまりに不憫で、涙が流れそうになった。