「Circus Max」に「日本十大奇祭」を掲載

今日発売の「Circus Max」(KKベストセラーズ)のインタビューに答え、「日本十大奇祭」とは何か、という問題に挑戦し、回答しています。
「日本三大奇祭」というのはよく言われますが、「十大奇祭」というのは珍しい。
理由の一つは、奇祭を十個以上も見た人間はほとんどいない、ということでしょう。

僕の考える「日本三大奇祭」はかなまら祭り、キリスト祭り、笑い祭りですが、あとの七個は何か……。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
スポンサーサイト



「夏目漱石は面白くない」?

この間、ある一般人の書いたブログを読んでいると、
「最近、夏目漱石の『吾輩は猫である』を読んだが、まったく面白くなかった」
と堂々と書いてあったので、驚いた。

実は、『吾輩は猫である』は、僕が小学生の頃に100回以上繰り返し読んだ愛読書だ。
こんなに面白い本はなかった。漱石の異様な言語感覚がほとばしり、不思議でウイットに富んだ言葉が奔流のように流れ、僕を興奮させた。
小学生の僕には難しすぎる語彙・観念も多かったが、そんなことは関係なく、僕を感動・興奮させる言葉のリズムがあり、とんでもないギャグやエスプリがあり、小学生の僕を大いに笑わせた。

そんな本を簡単に「まったく面白くなかった」と切り捨てる人間は、いったい何者なんだろう。
ひょっとして、そいつは漱石は超える文豪なのではないかと思ったが、そいつの文章はひいき目に見ても小学生並みで、読むだけ損するような下手くそな文章だった。


これが「大衆」なのだろう。
自分の教養や感性の不足は棚に上げて、理解できないものはすべて「向こうが悪い」とする。
「ひょっとして私の教養が足りないのではないか」
と反省して、努力することもない。
そしてもちろん、本人が漱石を超える文豪であるわけでもない……。

それにしてもこの人、文章を読む限り20歳は超えているようだったが、それでも小学生の頃の僕よりも日本語読解力や感性が劣っているらしい。
これも「大衆」の実態なのだろう。


インターネットの恐ろしいところは、こんな日本語読解力のない人間にも「言論の自由」を与え、ブログを書かせ、「漱石は面白くない」などと堂々と書くのを許すことである。

僕は、すべての人間が表現者になることがいいことだなんて、全然思わない。ブログのすばらしさをやたらと吹聴する連中はよくいるが。
はっきり言って、ものを書くに値しない人間、まともな日本語を書けない人間もいっぱいいるからだ。

悪貨は良貨を駆逐する。
もしこの世に、悪貨のほうが良貨より多ければ、この世界はどうなってしまうのだろう。

猪口担当相が「赤線地帯復活」を提唱

日本もいよいよここまで来たらしい。
政府主導で「売春」を奨励しようというのだから。

お見合いというのは、一種の合法的な「売春」だろう。
これを猪口担当相が国営でやると提唱するのは、「赤線復活」を主張するに等しい。

日本も楽しみになってきた。
将来的には、女性閣僚主導のもとで、「赤線地帯復活」か……。
しかもこの「赤線地帯」は、オランダの国営飾り窓より、はるかに陰湿で、ジメジメしている。

少子化対策「お見合い国営で」 猪口担当相

2006年 5月19日 (金) 06:57

猪口少子化担当相が、政府の責任で「お見合いパーティー」など、独身男女の出会いの場を設ける案を閣内で打診していたことがわかった。非婚や晩婚が少子化の一因と言われるため、政府がキューピッド役をしようという発想だ。政府・与党内には「出産前の対策も重要だ」という意見もある一方で、閣僚からは効果が見込みにくいという声も出ている。

 すでに一部の県や市町村は「お見合いパーティー」の主催や民間事業の支援に乗り出している。猪口氏は一部の地方自治体との対話で、こうした取り組みに国も参加するよう求められていた。政府・与党が歳出歳入一体改革を進めているため、大幅な支出を伴う少子化対策を講じにくいという事情もある。

(朝日新聞)

On a rainy day...

晴れると元気になり、雨が降ると調子が悪いという、単純な僕の体と心。

このところの雨降り続きで、相当参っています。
やることはいろいろあるのに。

辛いです。

Spiderlilyのライブを見に行く

5月15日、友人のSpiderlilyさんのライブを見に行ってきた。場所は下北沢のCave Be。

しばらく活動休止していたitsukiさんが、今度はSpiderlilyと名前を変えての初ライブだった。ライブハウスに行くのも久しぶりである。

演奏は30分ほどだったが、僕にはなぜか涙を流すような瞬間があった。

この感情は一言では言い表せない。おそらく、僕は彼女の書いた歌詞の何かに反応したのかも知れない。
楽曲もメロディが明確で美しく、いい曲だったと思う。

「今度はCDを買おう」と思いながら、喧騒渦巻くライブハウスを後にした。

狂気の「オホホ祭り」を見に行く

5月4日、愛知県の熱田神宮に「オホホ祭り」を見に行った。

この祭り、実は数年前にも一度見に行ったのだが、あたりが真っ暗な中でやるために撮影が難しく、見事に失敗し、今回再挑戦したというわけだ。

見るのは二回目だが、夜の真っ暗な熱田神宮の森に神官が集まり、笛を鳴らしながら「オホホ、オホホホホ……!」笑い狂う光景は異常である。
こんな祭りが平然と行われる日本はすばらしい。


ところで、3年前に比べて、観客数がかなり増えた気がしたのだが、どうしてだろうか。
三年前は、
「熱田神宮に来たら、偶然祭りをやっててよかったわ」
なんて感じの人が多かったのに、今回はきっちりと初めからカメラやビデオカメラで武装している人が多い。
そして気のせいか、若い人が多い気がする。

ひょっとして僕がホームページで紹介したり、『珍祭・奇祭きてれつガイド 日本トンデモ祭』でちょこっと書いたりしたのが影響したのかな、なんて思ったりした。

mixiと決別

これから僕はしばらく、mixiと決別します。
ほとんどアクセスすることはないでしょう。

2ちゃんねるなどとちがい「顔の見えるコミュニケーション」が売りだったはずのソーシャル・ネットワーキング・サービスですが、mixiでは今や一部のコミュニティでは、2ちゃんねるとほとんど変わらない誹謗中傷・個人攻撃が行われています。
もはや2ちゃんねると変わらない。

ソーシャル・ネットワーキング・サービスは、日本では大失敗だったと考えています。表面的な会員数はともかく、根本的な理念は。
ナチスに入党志願者が続々と集まってくるようなものです。

僕はかなりうんざりしていますので、mixiとはしばらく決別します。
僕にメッセージのある方は、左の「メール送信」から送っていただけると幸いです。

Auf Wiedersehen!