見世物小屋と性
今、『図録 性の日本史』(笹間良彦著、雄山閣)という本を読んでいる。
これはすごい本で、神話時代の日本から現代まで、あらゆるセックスの形や、性産業を綿々と書き連ねてある。
すべてイラスト入りで、しかも女性を妖艶に美しく描いているので、そういう意味でもなかなか素晴らしい本だ。
いろんな形の娼婦がいたのがわかる。
例えば、枝豆売り(枝豆を売ると見せかけて、実は娼婦)、綿摘み(綿摘みの労働者だが、休み時間に他の綿摘み男と交わる)、新聞雑誌縦覧所の女(明治時代、新聞を立ち読みできる場所があり、そこで客を引く女)など、よくこれだけいろいろ考えるなあと感心するものばかりだ。大変勉強になる。
そしてその中で、気になる記述を見かけた。
「蛇つかい女」というのがいたそうだ。
江戸時代の見世物小屋で、裸体に蛇を這わせて見せる女がいたというのだ。
僕は前に、「見世物小屋と豚の脳みそ」というタイトルで、日本で最後になったという見世物小屋を見てルポを書いたが、ここには「蛇食い女」という老婆が出てきた。
上記の「蛇つかい女」は明治時代に政府によって禁止され、絶滅したという。
しかし、これこそ「蛇食い女」の源流なのだろうか?
「エロ」が政府によって否定されたので、「グロ」に方向転換して生き残りをかけた、というところなのだろうか?
これはすごい本で、神話時代の日本から現代まで、あらゆるセックスの形や、性産業を綿々と書き連ねてある。
すべてイラスト入りで、しかも女性を妖艶に美しく描いているので、そういう意味でもなかなか素晴らしい本だ。
いろんな形の娼婦がいたのがわかる。
例えば、枝豆売り(枝豆を売ると見せかけて、実は娼婦)、綿摘み(綿摘みの労働者だが、休み時間に他の綿摘み男と交わる)、新聞雑誌縦覧所の女(明治時代、新聞を立ち読みできる場所があり、そこで客を引く女)など、よくこれだけいろいろ考えるなあと感心するものばかりだ。大変勉強になる。
そしてその中で、気になる記述を見かけた。
「蛇つかい女」というのがいたそうだ。
江戸時代の見世物小屋で、裸体に蛇を這わせて見せる女がいたというのだ。
僕は前に、「見世物小屋と豚の脳みそ」というタイトルで、日本で最後になったという見世物小屋を見てルポを書いたが、ここには「蛇食い女」という老婆が出てきた。
上記の「蛇つかい女」は明治時代に政府によって禁止され、絶滅したという。
しかし、これこそ「蛇食い女」の源流なのだろうか?
「エロ」が政府によって否定されたので、「グロ」に方向転換して生き残りをかけた、というところなのだろうか?
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